菅流クセ球・・・議員定数削減
2010年8月 1日 tag:
臨時国会の初日、菅総理が異例の記者会見を開いた。その意図がこれだったのか、とわかったのが「定数削減衆80参40、年末までに与野党で成案」発言だ。内容のない会見で、唯一具体的な提案だった。
知る人ぞ知る「マキャベリスト菅直人」の本領発揮だ。事前に、武村元さきがけ代表と会談したのもこれだったのか、と思わずうなづいてしまった。
要は、表向きは国会議員が身を切る姿勢を他党に先んじて出し、その意図は、比例定数の大幅削減で、既成大政党の既得権を固定化する、小党、第三極つぶしだろう。
みんなの党も議員定数の大幅削減には賛成だ。しかし、一票の格差問題は極限に達しており(参院神奈川と鳥取は5倍の格差)、昨年の最高裁の判決もある。選挙区定数に手をつけなければ、この大問題は解消されない。
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