IMFが消費税15%を要求?・・・その内幕を知れ!
2010年7月16日 tag:
IMFが日本の経済・財政に関する年次審査報告を発表し、そこで、日本の財政健全化策として消費税を15%にまで上げることを提言したという。
これをいかにも世界からの警告のように報道している一部メディアがあるがとんでもないことだ。その下書きは財務省からIMFに出向している職員が書いたことは明らかだからだ。こういうことはこれまで何度もあった。
99年、日本輸出入銀行と海外経済協力基金を統合して国際協力銀行にしたが、それに大反対する大蔵省はIMFの専務理事に「巨大金融機関の出現に懸念」という声明まで出させた。そんなことは財務官僚にとってはお手の物なのだ。
今回のタイミングも絶妙ではないか。民主党が消費税問題で惨敗し、そのモーメンタムが失われそうな時に一発かます。
そもそもIMFというところは、各国の国情に配慮しない現実離れしたマクロ政策の一方的お押しつけで数々の国をつぶしてきた。インドネシア、マレーシア、ロシア等々。どこの国にも財政赤字の削減、消費税増税、金融の引き締め等の勧告をする機関なのだ。そうした内情を知ってから、それ相応の報道、受けとめにとどめるべきだろう。
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