財務省主導内閣・・・菅新政権
2010年6月 9日 tag:
マスコミは連日、民主党の新政権をはやしたてているが、いつものこととは言え、この国はノー天気だと思う。
この内閣が完全に財務省に取り込まれている点を指摘するメディアは皆無だ。財務官僚に酒でも飲みながら聞いてみるが良い。「赤子の手をひねるように簡単でした」。「菅さんも、野田さんも経済や財政の知識や経験がないので本当にやりやすい」。
思えば、菅さんが「消費性向」や「乗数効果」について知らなかったことが節目になった。これほど官僚が政治家を馬鹿にする事態もない。経済のイロハを知らなかったからだ。その後は、G7等財務官僚に頼らざるを得ない機会をとらえては、政治家のプライドを損ねないよう、うまく菅、野田両氏をコントーロ―ルしてきた。こんなことは長年のノウハウからするとお手の物だ。
その結果、「増税で景気が良くなる」と、この十数年間、財務省が主張してきた奇妙奇天烈なロジックが自然に両氏の口から出るようになった。こうした政権に明日はない。
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