役人万歳内閣・・・仙谷官房長官が軸の内閣
2010年6月 9日 tag:
菅首相は、就任後の記者会見で「仙谷官房長官が軸の内閣」と言った。ここを起点に政府のガバナンスを効かすと。
仙谷さんと言えば、自治労協力議員団長を務めていることを知らない人が多い。つまり、公務員労組の権化のような政治家なのだ。現に、公務員制度改革法担当大臣として、消極的な答弁に終始した。あの社保庁の懲戒処分を受けた職員については、分限免職処分の回避と国による再就職あっせんを求めた。私への予算委員会での答弁では、「4500億円の雇用保険料を流用して2000施設もの天下り施設をつくり、二束三文で売り払った歴代職業安定局長が、責任追及もされず、優雅な天下り人生を送っている、みんな首を切られても共済年金(民間より割増)で路頭に迷うこともない、そうした天下り官僚を一掃しろと問いただしたら、なんと「無茶苦茶なはったり質問」とのたまわった。
「公務員労組依存の政党、政治家に絶対に行革はできない」。その象徴のような方に、公務員の人件費2割削減など求めても無理だろう。「財務省主導内閣」と相まって、「役人万歳内閣」と呼んでおこう。
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