事務次官ポストを廃止し、事務系副大臣?
2010年4月14日 tag:
仙谷公務員制度改革担当相は14日の衆院内閣委員会で、各府省の事務次官ポストを廃止し、事務の統括を『事務系副大臣』が担うことを考えていると述べた。
本当に性懲りのない案だ。また官僚サイドからの攻勢が功を奏したのだろう。これでは、次官から副大臣に昇格の上、給料も上がるし、認証官にもなれるし、霞が関は「ウハウハ」だろう。何が事務次官の廃止だ。
各府省には、大臣官房長という局長クラスのポストがある。省内に事務の統括役が必要なら、まさに、この官房長が担う。確かに次官からワンランク格下げにはなるが、そもそも、政策の調整も天下りのあっせんも事務次官会議もなくなった次官が暇だから廃止しろという議論だった。官房長で何の問題もない。焼け太りを絵にかいたような改悪案だ。
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