密約を暴くだけの外交か・・・こういうことはできる
2010年3月17日 tag:
何も日米密約を暴くことが意味のないこととは言わない。十分、歴史的評価に堪えうる成果だろう。
しかし、本来の外交、前向きの、もっと大きな戦略的外交もできずに、また、普天間問題では迷走に迷走を重ねておきながら、こうした「パンドラの箱」を開けて、鬼の首をとったかのような誇らしげな顔をするのはやめてほしい。確かに「勇気」の要ることだが、「蓋を開ける」ことは、その「勇気」さえあれば簡単にできることだからだ。
同じようなことは昔もあった。薬害エイズの隠されたファイルを暴いたり、外交機密費の伏魔殿を明らかにしたり、、、、、。それはそれで必要なことだが、得てしてこうした政治家は、もっと複雑で難しい「創る」ということができない。
Copyright(C) Kenji Eda All Rights Reserved.