「官僚たちの夏」。
城山三郎氏原作の小説がTBS系列で放送を開始した。
舞台は私の元母屋「通産省」。
「欧米に追いつけ追い越せ」時代の古き良き時代の通産官僚の心意気を感じさせる秀作だ。
私も大学時代、この小説を読んで通産省に魅力を感じた。
当時は、官僚こそが日本を背負って立っているという時代。
良くも悪くも国のため、国民のために少しでも役立ちたいと思うなら、自然と政治家ではなく官僚を選ぶ時代だった。
欧米にお手本がある時は機能した官僚。
坂の上の雲を目指していた頃がなつかしい。
ひるがえって今の官僚。
隔世の感がある。
前例踏襲主義の官僚が目標をなくした時、何をしていいかわからなくなる。
古今東西、官僚の習性だ。
だから、政治主導の日本にしていかなければならないのだが・・・・・。
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