またまた菅政権、民主党内のドタバタ劇の末、今国会の会期が70日間延長されることになりました。
この間、皆さんご覧のように「やれ120日間だ、いや50日間だ、結局70日間だ」と二転三転した醜態を国民の前にさらし、政治全体への国民の不信感をさらに増幅させてしまいました。そうでなくても、この非常時に何も決められない、決めても遅すぎると、皆さんから散々批判されているのに、こんな国会の延長幅さえ、すんなり決められない。
その間、我々野党の幹事長も、何度となく予定の会談を流され、待ちぼうけをくらった。まあ、菅総理と岡田幹事長以下執行部との「辞めろ」「辞めない」の綱引きの結果が如実に表れたということでしょうが、もう、この一点からしても、この内閣に政権を担う当事者能力がないことがバレバレになりましね。
みんなの党はこれまで、震災対応、原発事故対応等に万全を期すため、これからも国会を常時開いておく、すなわち、「通年国会」を主張してきました。大勢の被災者の方がいまも避難所にいて、復旧・復興のための補正予算や法案審議などの課題が山積している中、国会は一日たりといえども休んでいる暇はありません。その意味で、70日間の延長は中途半端で不十分ですが、その後、間を置かず臨時国会を開き、国民の期待する政治の責任を果たしていくことを前提に、この延長自体には賛成しました。
みんなの党は、せっかく延長した国会を実のあるものにするため、政争や政局とは距離を置き、前向きな建設的議論を国会で行い、その責任を全うしていくつもりです。その意味で、今後とも、震災対応や原発事故対応に関する議員立法を続々立案、提出していきます。
また、みんなの党は、国会での党首討論に参加する資格があるにも関わらず、これまで民主、自民等の反対で参加を邪魔されてきました。国会でも陰湿なイジメがあるんですね。「熟議の国会」と言うなら、ルール通り、我々も参加させるべきですよ。
会期延長には賛成しましたが、決して菅総理の延命に賛成したわけじゃありません。退陣表明して「死に体」になった菅総理は一日も早く退陣すべき、という立場は変わってません!念のため。
Copyright(C) 2003-2009 Kenji Eda All Rights Reserved.