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「10%増税を先送りしても低年金者への対策はしっかりやっていく」江田代表代行
江田憲司代表代行は25日午後、定例の記者会見を国会内で開き、(1)年金制度改革(2) カジノを含む統合型リゾート施設(IR)整備推進法案(3)天皇陛下の退位問題――等について発言した。
いわゆる年金カット法案をめぐっては、衆院厚生労働委員会で同日夕に与党が強行採決する構えを強めていることから、「推移と今後の対応については国対に随時聞いてもらいたい」と述べたうえで、次期衆院選挙を見据え「選挙のたびに、国民の最大の関心はこうした社会保障問題だと思っている。年金問題についてもしっかり訴えていきたい。年金制度自体が取り繕いを重ねてきているので、本当に『100年安心』と言うのであればそれだけの抜本改革の絵図面を民進党としても示していかなければいけない」と年金制度の抜本改革の必要性をあらためて強調。当面の問題として、10%消費増税を先送りした結果、低年金者に毎月5千円給付するという施策も先送りされてしまったことに触れ、「民進党としては、低年金者に対する給付に関する予算としての年間5600億円程度の財源は、公共事業をはじめとする無駄遣いの解消で捻出できると思っている。10%増税の先送りにかかわらず低年金者への対策はしっかりとやっていくことも次の選挙では訴えていきたい」と述べた。
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