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代表記者会見(12/16)

2014年12月16日 動画 | 国会活動 | 活動報告 tag:

2014年12月16日(火)、代表記者会見を開きました。


【代表記者会見(2014年12月16日)】
・選挙戦の総括
・党人事について
・記者団との質疑応答
⇒小沢幹事長の人事について
⇒民主党の代表選について
⇒民主党との連携、特に労組との関係について


(選挙戦の総括)
 はい、皆さんお疲れ様でございました、選挙戦。今回の選挙は9月末に新党を結成して2か月余りという中で、出鼻をくじかれたといいますか、安倍さんの作戦にはまってしまったといいますか、そういう中での選挙戦のスタートでございましたが、これだけの低投票率の中、組織政党でもない我が党が41議席も頂いたということについて、現状をほぼ維持することが出来たということについては有権者の皆様のおかげと感謝を申し上げたいと思います。ご案内のように、自民党は業界団体等の組織票、民主党は労働組合等の組織票を得て戦うわけで、とにかく我が党はそういう矢や鉄砲を持っている相手に対して徒手空拳で戦うということでございます。そういう中で光明を見出したのは、1回生の若手議員が小選挙区で打ち勝つ、自民党候補相手に打ち勝つというケースも出てきて、改めて日常の政治活動、選挙区での活動というものをしっかりやって根を生やしていけば、今回のような維新に風が吹かない選挙であっても小選挙区で勝ちあがれるんだということを身を以て示したという意味では頼もしく感じますし、我々としてはこれをしっかり次につなげていかなければいけないと思います。


 その意味ではこれは橋下さんからもお話があったんですけれども、しっかりと新人研修といいますかね、やっぱり小泉チルドレンが風に乗って大量に出てきては次の選挙でいなくなる、小沢ガールズが大量に出てきて次の選挙でなくなる、そういうことを繰り返してきたわけで風に乗ってその拍子に国会議員になった人が何か勘違いしてあぐらをかいて日常活動を疎かにしていると絶対次の選挙で勝てないということでありますので、これは年明け早々にも新人議員にしっかり私の方から話をしたいと思います。手前味噌ですけれども、私は今回ほとんど選挙区に入らなくても圧勝できた、やっぱりこれは日頃の活動とボランティアの皆様との絆を作っておけば、こういう事が出来るわけで、大組織政党でなくても勝てるんだということでそのノウハウ・やり方をしっかり研修・教育していかねばいけないということであります。


 投票率が52.66%ですか、大変低かったということが非常に残念ですけれども、皆様方が分析されているように、無党派層の投票先としては我々がトップだった、あるいは自民党さんと横並びだったという結果が出ているわけであります。これももともと我が党はそういう支持なし層・無党派層を中心に票を掘り起こしていくということで存在する政党ですから、そういう意味では今回の選挙戦でもそれなりの支持を得たかと思いますし、前回の参議院選挙と投票率がほとんど同じなので比較しやすいと思いますけれども、参議院選挙の比例投票先は維新が650万、今回は838万ということでそういう意味でも次につながる選挙が出来たかなという風に思います。


 従いまして、もうさっそく1年半後には参議院選挙がございますので、しっかりと候補者選定作業を進めるためにさっそく公募をスタートしたいと思いますし、統一地方選が4月にございますから、これも今回の結果を受けて我が党から出たいという方も増えていくと思いますので、しっかりと全国に根を下ろす、草の根を生やしていくという意味からも大変重要な統一選でございますので、これは県連だけでなく党本部主導でしっかりといい人材を統一選に向けて立てていきたいというふうに思います。選挙の関係としては以上ですね。


(党人事について)

 また、総選挙を経たわけですから、党の体制・人事というものも考えていかなければいけないと思います。我が党は「身を切る改革、実のある改革」を訴えましたから、そういう党の理念や政策を実行するためにベストな体制とは何か、さらには、我が党は、日本維新の会もみんなの党も結いの党も原点においておりました、自民党に対抗しうる政権交代可能な一大勢力をつくっていくんだという、そういった意味での政界再編・野党再編を目指していくんだというのが原点である再編政党でありますから、次の国政選挙をにらんでしっかりと自民党に対抗しうる、国民の皆さんに自民党に代わりうる選択肢だと認めて頂けるような大きな塊、政党をつくりあげていかなければいけないわけで、そのためのベストな布陣ということを考えていかなければいけないと思います。この点については党人事と国会議員団人事とございますので、党人事については橋下代表と私で協議をしていきたいと思いますし、議員団人事については松野会長と私のほうで相談していくことになろうかと思いますけれども、いずれにせよ24日に特別国会といわれておりますので、23日祝日ではございますが、午後、夕方ぐらいに両院議員総会を開いてこうした人事等については決めていきたいと思います。


 あわせて、新人議員の当選もありますのでその後は懇親会を想定して23日午後から夜にかけてそういう行事日程をいれようということになりました。その人事の一環としまして、小沢鋭人国会議員団幹事長から幹事長を辞したいという申し出が松野国会議員団会長にありましたので、それを了としたという報告が松野会長から今日の役員会のほうにありました。小沢幹事長のご意向でございますから、いろんな諸般の事情を総合的に判断されて、辞任の申し出があったというふうに理解しておりまして、松野会長が了としたということでありますから、私も了としたということでございます。従いまして、これから党人事・国会議員団人事を考えていかなければいけないわけですが、国会議員団の幹事長についてはこれでどなたかにまたお願いしなければいけないということになろうかと思います。私からはそんなところでございますので、なんなりとご質問をいただければと思います。


<記者団との質疑応答>
Q:幹事長の人事については、最終的には23日の両院議員総会で決めるという事でしょうか?


A:もちろんです。


Q:小沢さんについては、党の役職としては幹事長代行なんですけれども、党の役職も辞退するということでしょうか?


A:そのように理解しております。党の人事ですから、また橋下代表と協議して結論を出さないといけないと思っておりますが、そういう理解です。


Q:正式に決められるのは、明日の執行役員会、今日の役員会で決められたということでしょうか?


A:いやいや、それはまずは代表同士で協議し、また議員団会長とも協議して決めていく話なので、最終的には23日までに決定するという話です。


Q:そうすると23日までは小沢さんの役職は続くということでしょうか?


A:そうですね、今日も議事進行などは小沢幹事長が行いましたので。
ただ各党協議会が連日開かれるんですが、いろんな事務的な委員会数の割り当てや委員会、議運などなどそういったことは松浪国体委員長と石関さん、議運の理事の畠中さんが落選されたので、そこは昔とった杵柄で石関さんがやるということで今日は決めて、そういう国会運営上の特別国会に向けての諸般の事務手続きはこの2人が中心となって進めていくということになろうかと思います。


Q:自民党に対抗しうる野党勢力をつくるということをおっしゃっていましたが、民主党の代表選があるかと思いますが、まだ候補などどなたが出られるか決まっていませんが、新たに代表になられる方にどうお考えでいらっしゃいますか?


A:今回はそうは言っても野党は惨敗ですよ、自公圧勝ですから。そこは厳しく受け止めなくてはいけません。ですから、その原因がどこにあるのかということをしっかりと分析、反省した上で、本番はやっぱり次の国政選挙ですから。ですから、このままの状態の野党でいいとは民主党さんも思っておられないでしょうから、再来年の夏の参院選さらにはその次の総選挙に向けてしっかりと自民党に対抗しうる、自民党に代わりうる選択肢だというふうに国民に認知されないと投票してくれませんよ。

 ですから投票日当日から縷々私が申し上げている通り、共通政策もなく棲み分けだけをしたところで、そんなものに政権は任せられるわけがないという国民の判断ですから、やっぱり基本的な政策を一致させ、一つの塊といいますか、一つの政党になるかもしれないしそれがどういう塊になるのかは別にして、そういう努力はこれからやっぱり野党の議員はしっかり頭において行動していかねばいけないと思いますよ。やはり危機意識を持っていかないと、これだけの圧勝を許したのは野党のふがいなさですから。民主だ、維新だと言っている場合じゃないでしょうということですよ、一言でいえば。


Q:さきほど民主党と労働組合の組織票に依存しているというお話がありましたが、民主党内には橋下さんの過去の発言、とくに自治労への批判について勘案して組めないという意見があって、橋下さんも同様にやはり民主党とは組めないとお話しになっておられますが、江田代表は改めて民主党との連携、選挙協力、特に民主党の労組との関係についてはどう思われますか?


A:それは大阪の状況を見てもらえればね、自治労との間で相当な先鋭な対立がある中で橋下さんがああいう発言をされるというのはある意味では当然だと思いますよ。それから、私自身は橋下さんより何年も前から民主党の特に公務員労組依存については私も批判的な立場ですよ、当然。

 私事にわたることで恐縮ですけれども、私はこの10年間三度に渡って民主党のトップから勧誘され、全部断ってきたんですね。2003年でしたかね、代表から幹事長から双方から民主党に入ってくれ、また民主党に入ってくれなくても統一会派を組んでくれ、と。そうしてくれれば民主党から今出ようとしている候補は立てないからとまで言われましたけど入らなかったのは、まさに私江田憲司の政治家の原点は行革なんですね。例の橋本行革なんですよ。だから橋本行革でやり残したことをやりたいというのが私の政治家の原点なので、そういう意味では公務員労組依存批判に対しては、橋下さんよりも前から、私は政治家の信条として批判してきました。その思いはまったく変わりませんですから。


 ただ労組といっても、民間労組の方々にはあまり違和感ありませんから。やっぱり働くものの立場、もっと言えば社会的に弱い立場におかれている方々に手を差し伸べる、働くものの権利を守る、立場を守る。そういったことについては私も維新の党もしっかりと対応していきたいと思っているので、これはそういう全体の中で、これからどういうふうに労働組合の皆さんとおつきあいをいくかという中で考えていきたいとは思いますね。私自身は労働組合の皆さんとは接点がないという中で、連合の会長さんとは前の政党のときから政策協議もしてきた、今年に入ってからやっとおつきあいをしてきたというくらいですから、ですからその立ち位置、スタンス、おつきあいの仕方というものも再編の流れの中で考えていかねばいけないというふうに思いますね。


 要は今回の選挙戦で我々が訴えてきた、国家公務員地方公務員あわせて25兆円の人件費の2割カットしてくださいという政策が実現できればいいわけですよ。国民にとって大事なことは、労組依存だ、業界依存だということではなくて、その結果、政治が歪められると、歪められる危険性があるのではないか、国民本位にならないのではないかということが一番の関心事なんですね。ですから国家公務員地方公務員の皆さんをいじめるわけではなくて、これだけ国民が景気悪化で苦しんでおられて増税までお願いしているんですから、もともと民間より高い平均給与をもらっている公務員の皆さん、共済年金で厚生年金に比べても1.5倍くらい高い年金をもらっている公務員の皆さん、国会議員も3割給与カットしますから、皆さんも2割カットしてくださいよということは私は理不尽なことではないと思っていますから。それが出来ればいいんですよ、出来れば。


 その点は7.8%、国家公務員の給与カットをやったのは民主党政権時代ですからそこは私は見直したところもあるんですよ、まったく出来ないのかなと思ったら確かに公務員労組に支援されている民主党政権時代に7.8%カットしたんですよ。


 だからこれはね、ちょっと長くなりますけども昔橋本政権の時に財政構造改革会議というものを設けて、歴代総理や各党の幹部クラスを全部入れて会をつくったときに取り込み型なんですよね。公共事業をバサっと切ったんですよ、橋本政権のときに。それはむしろ敵対するのではなくて、取り込んでまさに公共事業の象徴的な竹下登先生までがもうそういう枝振りは考えなくていいんだ、この際公共事業は切らねばいかんのだといって、まさにそれまで公共事業族と呼ばれていた人がむしろこちら側にたって公共事業を切って財政改革、構造改革をやったという例もある。だから、これは政治仕様の一環ですよ。そういう色々なことを研究し、勉強し、検討していかねばいかんと思いますね、再編をやろうというんなら。

21:00~ニコニコ生放送!維新の党による「ネット最後の訴え」
代表記者会見(12/24)