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2014年10月30日(木)、代表記者会見を開きました。
【代表記者会見(2014年10月30日)】
(江田)
・収支報告書の記載について
・地方創生法案への対案について
・記者団との質疑応答
⇒収支報告書の記載について
⇒小渕経産前大臣の問題について
⇒後半国会について
⇒沖縄県知事選について
⇒政府与党の年内解散という声について
はい、皆様お疲れ様でございます。まず冒頭ですね、あの一部報道機関から私の政治資金収支報告についてのご指摘がありましたので、この場をお借りしまして、しっかりと説明責任を果たさせて頂きたいと思います。
まずですね、はっきり申し上げたいことは、私の事案は本来収支報告にあげるべき費目をあげていなかったという記載漏れでもなく、また、実際、指摘をされたものは、収益、すなわち支出マイナス収入の収益の数字があがっていたわけですが、収益ということでもお分かりのように、支出の方が、収入を下回るということで、逆に言うと、支出が収入より多いという事がないということの証左でありますから、利益供与とも全く関係ないということで、端的に言えば、本来必要ないものまで、過記載というか、過剰に記載をしていたということであります。それはご指摘のように、ウィメンズクラブという、全く江田憲司事務所・憲政研究会とは別の組織が行っていたコンサートであるとか、緑の風まつりであるとか、そういった、先ほど申し上げた収益を誤ってあげていたということでありまして、念のため、調べましたらそれに伴うウィメンズから憲政研究会への資金の移動も全くないということも確認できましたので、この問題につきましては必要のないものまで掲載・計上した部分については削除する方向で早急に作業を進めたいと思います。
ちなみに報道にありました旅の会につきましても同じく全く江田憲司事務所・憲政研究会とは別の組織でありまして、ウィメンズとともに、自主的な会の運営がされて、しかも独立会計、収支報告もきっちりやられていると、ちなみに通帳の管理や現金出納ももちろんのことですが会の担当者がやっているという事でありまして、謂わば私を応援してくれているという面はありますけれども、会員というわけでも、正式な組織でもないんですけれども、まあボランティアの皆さんの有志の会というか親睦会・会員相互の親睦会みたいな会でありますので、そうしたところが行うイベントの収益まで計上していたということについては早急に削除して参りたいと思います。
ちなみに江田憲司事務所・憲政研究会が主催をしている、その新春の集い、または観劇会については、しっかり支出・収入とも収支報告書に明記しているところでございます。いずれにせよ、こうした問題が二度と起こらないように今後はこの政治資金収支報告書の作成やその公開にあたってはですね、しっかり万全を期して参りたいというふうに思います。この問題につきましては以上でございますけれども、あとは何か、何なりとご質問を頂ければというように思います。
それから、国会、今日予算委員会の集中審議があったようでございますが、この地方創生、安倍内閣が一番の目玉と、この国会のされている地方創生についてはご案内のように、民主党と対案を作成中でございます。国と地方のあり方を抜本的に見直す法案というような形で、その中に民主党政権時代やられた一括交付金の問題であるとか、それから維新の党がこだわっている地方ブロック機関のですね、広域連合への移管であるとか、そういった柱を盛り込んで、これも早急に地方創生法案に対する対案として、提示をして参りたいと思います。私からは以上でございます。
<記者団との質疑応答>
Q:今、ご説明のあったその報道に対する話ですが、別組織というご説明でしたが、ではどうしてですね、その政治資金管理団体の憲政研究会の方にその収益がですね記載されてしまったのかという点でございます。
A:これはちょっと推測ですが、確たることはまだ調査中ですけれども、要するに事業収入、収益というところに引っ張られてですね、そこにあげてしまったと、これは別組織でありながら、やはり江田憲司という冠を冠している以上、収支については、きっちりやるように目を光らせていたと、その報告が毎年あっている中ですね、その中の収益部分をあげてしまったということだと思います。
Q:最初の説明では何らかの方法で違法性はないっていうお話だと思うんですけれども、そこの点をひとつ確認したいのと、政府与党が江田代表の件に限らず野党の問題について、そういったものを取り上げて、まあ双方で問題が起きているんだから痛み分けじゃないですけれども批判合戦は辞めようじゃないかみたいな、そういう姿勢があるんですけれどもそういった政府与党の姿勢に対してお考えは。
A:この「政治とカネ」の問題については、事案の深刻度の如何だと思います。やはり、あの利益供与が疑われるような事案、さらにはあえて意図的に虚偽記載にした事案は、やはりこれは法律違反の可能性が非常に高いわけですから、この点については看過できないと思います。しかし、ちょっと私の問題なんであれなんですけれども、単純な記載ミスやなんとかというのはですね、本らの趣旨からいえば公開を前提にしてそこでチェックが入って、こういう事務的なミス等々あったときにそれを訂正するっていうのは、私は法律違反云々いう話では次元が違うと思っていますから、優れて、「政治とカネ」の問題と十把一絡げではなく、やはり、事案の深刻性ですね。法律違反の蓋然性の高さ・低さそういった問題で個別に、やはり、やっていかないかん問題だと、対応していかないかん問題だというふうに思います。ですから、何度も申し上げますようにこの問題は従来、最近取りざたされている、その本来計上すべき費目を計上していなかった、記載漏れであるとか、さらに言えば、その収入の記載がなくて支出があって、あるいは収入よりはるか大きな支出が計上されてあって、利益供与が疑われる事案と、冒頭申し上げましたが、全く異なりますので、そこは私も看過していたことはありますけれども、本来必要なかったものをあえて、公開してしまったと、計上することによって公開してしまったと、それについて指摘を受けたので、それを削る方向で対処させていただきますということでございます。
Q:削除はまだされていない?
A:これは選管に問い合わせておりまして、選管の話では3年分しか保管していない、それ以前のものは全部破棄するということですから、早急に22年度からの収支報告書を削除するという方向で作業を早急に進めたいと思います。これは削除しますと連動して、色んなトータル、小計、中計、大計のところが変わってきますから、今度は間違えないようにしっかり計算した上で、なるべく早急に削除する、訂正していくということになります。
Q:計上されていたのは、収益と仰ったので、収入支出差し引いたものを収入として収益を計上されていた?
A:ここも表記がまちまちなので、収益と書いていた時もあったので、改めて確認を致しましたら、これは収入を計上しているんではなくて、今仰った通り、支出―収入の純益、収益を上げていたということであります。
Q:小渕前経産大臣の関係者に東京地検の家宅捜索が入りましたが、これについてどうようにお考えか?
A:これは司直の手に移ったと明白に、ということですから、司直の手で真相、事実関係が解明されることを強く期待しております。
Q:議員辞職を求める声も上がっているんですけれども?
A:それは事態の推移をしっかり見極めていきたいと思います。
Q:今日の予算委員会の審議を踏まえて、後半国会、どのような姿勢で臨まれるのか?
A:さきほども言いましたように、ゆめゆめ我々は政治と金の問題に没頭しているわけではないんだということを是非ご理解してください。99パーセント、そこまでいわなくても、8割9割は政策論議をしているんですね。そこのところは報道されず、「政治と金」の問題ばかりが報道されて、あたかも国民の皆様に我々野党が政治と金の問題しかやってないんじゃないかというイメージを植え付けているのも事実ですから、そこは我々としても事案の深刻度で看過できない問題は、引き続き追求してまいりますけれども、さっき申し上げました通り、地方創生法案への対案とか、それから、「政治と金」の問題は、私の問題が起こる以前から、これは与野党全体の問題としてとらえるべきだということを会見でも申し上げてきましたから、文書通信交通滞在費の公開義務法案も出しておりますから、ぜひこうした形で襟を正していくことを与野党一緒にやろうじゃありませんかと、いうこともやってまいりたいと思いますし、それから、国民の皆様の最大の関心である消費増税、再増税ですね10%への、これはもう凍結法案がほぼまとまる寸前までいっていますから、早急に出して、今、国民が一番心配しているのは日本経済の行く末ですから、しっかり対案、政策論議というものも大いにやっていきたいと思います。
Q:今日の予算委員会での総理の答弁ぶりの感想なんですけども、相手によって高圧的答弁をする時もみられたという感想を持ったのですが、どう思われますか。
A:申し訳ない、僕は所要で、具体的には講演なんですけど、見る時間がなかったので、感想は勘弁してください。
Q:沖縄県知事選が今日告示されました。普天間飛行場の移設が最大の焦点になりますが、どのような論戦を?
A:ちなみに維新の党は自主投票でございます。是非ともこの普天間基地の返還、移設先問題とういうものについて、是非争点にしていただきたいと思いますし、何よりも沖縄という地域の振興策、経済的なあるいは総合的な、特に北部振興、こういったトータルな沖縄の人たちの幸福追求というか経済振興というか地域振興、こういった議論もしていただきたいなと思います。
Q:政治と金の問題を受けて、政府与党内では年内解散という声も上がっていますが?
A:どんと来いという感じですね。我々はもうどういう状況でも、戦うように準備を作っていくっていうのが、仕事ですから、どんと来いですね。
ありがとうございました。
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