「やっと目が覚めたか、民自公!でも遅すぎる!」
まったく、そう言いたくもなりますよ。今週、民主党、自民党、公明党が、今回の震災を受けて、やっと国会議員の歳費(給料)をカットしようと言いだした。月額50万円を半年間減額して、国会議員一人あたり300万円、総額約22億円の財源を震災対策に充てようと。
こんなの当然ですよ!でもこんな中途半端な、覚悟のない身の切り方とは。情けない限りです。
我々みんなの党は、震災が起こる前から、現在の厳しい経済、財政状況の下で、改革の痛みを国民に求めるなら、まず「隗より始めよ」、国会議員が自らの身を切るべきとの立場から、月給3割カット、ボーナス5割カットの議員立法を出して、この3党に審議をお願いしてきた。しかも、民自公のように半年などというケチなことは言わないで、震災復旧・復興も今後何年も続いていくわけですから、「当分の間」ずっと続けていこうと呼び掛けていたんです。でも、その時はまったくの無視、我々の案に一顧だにしなかったのに、震災にお尻を押されて、やっと重い腰をあげたというわけです。
それでは、民自公案とみんなの党案との違いを具体的な金額で示しましょう。前者の削減総額は300万円ですから、これは年間の国会議員の歳費2100万円からするとたったの14.2%。みんなの党は一年を通じて、しかもボーナスまでカットしますから、削減総額は742万5943円で35.3%となり、倍以上の開きがあるわけです。でも、「これでもまだ少ないぞ!」と言われる方もいらっしゃるでしょうね。
ですから、民自公案の削減幅も削減期間もまったく満足できるものではありません。が、とにかく一歩前進、合意できるところから実現、ということでみんなの党としては、この案自体には賛成することにはしました。
ただ、引き続き、みんなの党は、国会議員の歳費カットの深堀り、さらには国民が求めている議員定数の削減(みんなの党は衆院議員を180人減らし300人に、参院議員は142人減らし100人にする案を提案中)、公務員の総人件費(国と地方で総額27兆円)の2割カットなど、我が身を切る改革を国会の中でも訴えていきますので、是非皆さん応援してくださいね
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