週刊朝日11/6号 掲載記事
総選挙では7ブロックに候補者を立て、300万票をいただきました。全11ブロックに立てていれば400万票弱というのが「実力」だったと思います。
結党から投開票日まで3週間しかなかったことや、選挙中のテレビの討論番組にほとんど出してもらえなかったことなどを考えると、よくこれだけいただけたと感謝しています。
みんなの党は衆議院では選挙区2、比例区3の計5議席で、名実ともに政党として認知されました。しかし、来夏の参院選で党勢が振るわなければ存在意義がなくなるし、逆に党勢を拡大できれば、政局や政策に有意な影響を及ぼせるようになります。
その意味で、私たちは参院選を最大の正念場ととらえ、人員・資金両面ですべての資源を集中していくつもりです。
候補者選定作業はすでに始まっています。公募も行っていますが、各界各層から自薦、他薦で多数の打診が来ています。民主党は現職が多くて新人には狭き門だし、いまの自民党から出るのもなあ、という人も多いのでしょう。
そうした人たちも含め、「脱官僚、地域主権、生活重視」という私たちのマニフェストに賛同してくれる人の中から、清新な候補者を発掘したい。参院選まで9カ月しかないので、11月ぐらいから公認を出していく予定です。
比例区では10人程度の候補者を立てたい。総選挙での票をスタートラインにして、600~800万票、5~7議席の獲得を目指します。
地方区でも、5人区の東京と3人区の神奈川、愛知、大阪、埼玉、千葉では独自候補を立てたい。2人区や1人区でも良い候補者がいれば擁立を検討します。
私たちのような若くて新しい党が飛躍するには、国会を主戦場に正しいと思うことを訴え、メディア等を通じて存在感を高めるしかありません。業界にも労組にも依存しない、しがらみのない党だからこそ提案できる理想的な「脱官僚法案」を現在準備しています。
それを投げかけることによって、脱官僚にかける民主党の本気度をあぶり出したい。また、高速道路無料化のようなバラマキ的な政策には毅然と反対します。
私たちは参院選で二桁の当選者を出したいと考えています。そうすれば日本の政治をさらに良くすることができると、強く確信しているからです。
Copyright(C) Kenji Eda All Rights Reserved.