キャリア官僚の早期退職、5年で197人・財務省など7省庁
中央省庁の幹部候補生となるキャリア官僚(事務官)の自己都合による早期退職者が2002―06年の5年間で197人に上ることが、政府の調べでわかった。警察、総務、財務、文部科学、農林水産、経済産業、国土交通の7省庁を集計した。人事院によると自己都合による退職者数が明らかになるのは初めて。江田憲司衆院議員の質問主意書に対する答弁。
省庁別では、総務省と経産省が43人でトップだった。国交省39人、財務省28人、文科省20人などが続く。
新規採用に占める東大出身者の数も集計した。1998―07年の10年間の平均で、東大出身者の占める割合が多い省庁は(1)経産省(74%)(2)財務省(71%)(3)警察庁(65%)――などだった。最近5年間の平均では、財務省が79%でトップ、最低は農水省の33%だった。
日経新聞 4/21付
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