5月8日の財務金融委員会での質問が東京新聞にて報道されました。
円安で含み益が6兆円?...でも岸田政権は国民還元を否定 「外為特会」めぐり立民・江田憲司氏が提案(5/8付 東京新聞)
円安ドル高が急激に進んだことを巡り、立憲民主党の江田憲司氏は8日の衆院財務金融委員会で、外国為替資金特別会計(外為特会)に円換算で利益が出ているとして、物価高に苦しむ国民に還元すべきだと政府に求めた。
◆「円安による物価上昇に苦しむ国民に還元すべきだ」
江田氏は、外為特会で保有する米国債が満期になると、購入時に比べて円安が進んだ結果、償還金に年間約6兆円の評価益が生じていると指摘。「円安による物価上昇に苦しむ国民に還元すべきだ」と迫った。
これに対して、鈴木俊一財務相は、「満期になった(外国)証券を少しずつ円に転換する場合でも、外貨売り・円買いの為替介入そのものになる」と答弁。物価高対策のための介入を否定した。
政府は外為特会で、為替介入に使う外貨資産を管理している。3月末の外貨準備高は、米国債など1兆2906億ドル(約200兆円)に上る。急激な円安進行を防ぐための介入では、ドル資産を為替市場で売却し円を買う。
外為特会の評価益を経済対策などに使う案は、国民民主党や自民党の一部でも訴えていた。
Copyright(C) Kenji Eda All Rights Reserved.