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目指せ!平成維新 Vol.48(2/10)

2012年2月11日 メディア情報 | 新聞・雑誌 tag:

 今、「大阪維新の会」が次々にスピード感をもって斬新なアイデア、政策を打ち出しているのは、もちろん、橋下徹市長や松井一郎府知事のリーダーシップもあるのでしょうが、やはり、そのブレーンである「脱藩官僚」たちの働きも大きいのではないでしょうか。

 私は、今の政治、特に国政の体たらくを見て、益々、「脱藩官僚が日本を変える!」との感を強くしています。と言うのも、私には一つの「確信」があって、今の政治家のレベルからすると、とても官僚を「うまく使いこなす」ことなんかできや
しないからです。

 「政治には素人感覚が必要だ」。確かにそうした一面があることは私も認めます。「国民目線が必要だから素人政治家がいてもいい」という考えもあるでしょう。しかし、この国を動かすということは、政治や行政を前に進めるということは、
霞が関という、プライドの高い、明治以来そのノウハウもシコタマため込んだ、超大企業たる官僚組織を動かさないと
はじまらないのも事実です。

 そういう問題意識を背景に、私は08年6月に「脱藩官僚の会」(正確には『官僚国家日本を変える元官僚の会』)を設立しました。私が代表で、今、「大阪維新の会」の政策的支柱として活躍している特別顧問の上山信一さん(運輸省脱藩組)、原英史さん(通産省脱藩組)、山中俊之さん(外務省脱藩組)、「さらば財務省」「埋蔵金男」の高橋洋一さん(財務省脱藩組)、テレビでも活躍中の岸博幸さん(通産省脱藩組)たちが名前を連ねています。

 「維新の会」の後見人的存在の堺屋太一さんは私の通産省の大先輩でもあり、みんなの党結党の時は大変お世話になった方です。古賀茂明さんも私の通産省の後輩で、彼が今八面六臂の活躍をしているのはご存じのとおりです。
ご両人とも「府市統合本部」の特別顧問を務めていいます。

 要は「官僚に太刀打ちできるのは、その手口を知り尽くした元官僚で、かつ出身官庁と縁を切っている者(脱藩官僚)
しかいない」ということです。

 彼らは、今、国ではできない「大改革」を、大阪で先行的に実現するために汗をかいています。しかし、いざ国でも
「真の平成維新」を実現する政権ができたら、すぐにでも駆けつけてくれるメンバーだと期待しています。この「脱藩官僚の会」。最近も年数回、勉強会や懇親会を開きながら、「来るべき時」を待っていると言って良いでしょう。

デイリースポーツ 平成24年2月10日(金)発売号抜粋.pdf

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