皆さん！ひどいもんですよ、この野田新政権は！
「人柄が良い」とか「低姿勢だ」とか、２年で３度目の結婚にしてはご祝儀をはずんで甘やかすもんだから、案の定、つけあがって、臨時国会をたった４日間、今日で閉めてしまう。
この火曜日、国会初日の所信表明演説では、野田さん自身が「正心誠意」で「与野党は徹底的に議論と対話」と言いながら、やっていることがまったく違う。まあ、政権交代後の民主党政治は、ずっとこうやって国民を欺いてきたんですから、野田内閣も所詮は「同じ穴のむじな」ってとこでしょうね。期待する方が無理というもんですよ。
その演説では、自らが被災しても、復旧・復興に頑張る人たちの姿を引いて、「日本人の気高き精神」をたたえた。それ自体は私も同感ですが、その姿に「もっと思いをいたす必要」なんて、野田さんに言われたくないですよ、まったく。「思いをいたす」べきなのはアンタの方だろう！と。この国難の時に、お金をけちって、復旧・復興を妨げてきたのは一体誰なんだ！財務省だろう、その責任者は野田さん、アンタだろう！本当によく言えたもんだと思いますよ。
「福島の人たちの故郷への思い」を切々と説きながら、それを著しく傷つけた鉢呂経産大臣の「死の街」発言でもまったく「お詫び」がない。「残念」という一言ではすまされませんよ。
「脱原発」については、あいまい戦術をとって「将来ゼロにする」とは言わない。産業の空洞化対策にふれながら、復興のための法人増税はする、電気料金の大幅値上げにつながる東電救済機構は設立する。これじゃ、どんどん日本の企業は海外に逃げていきますよ。
「雪だるま」のように、「債務が債務を呼ぶ財政運営」をただすと言いながら、国債整理基金には１３．７兆円のあまり金。我々みんなの党が主張する有効活用もしなければ、債務の償還、借金減らしにも使わない。じゃあ、何のためにこんな巨額のお金を「たんす預金」してるんだ！
例の行政仕分け。それで凍結されたはずの埼玉朝霞の公務員宿舎。見事に１００億円以上かけて着工にゴーサインが出た。これもアンタ、野田財務大臣当時の決裁ですよ。こんな政権は絶対に信用できません。あと三カ月ぐらいしたら支持率急落で野垂れ死にですね。
