なでしこジャパン、すごかったですね!私んとこの9歳になる息子も早めに寝て、決勝戦の前には起きて一緒に観戦しましたよ。男子の試合を見慣れているせいか、1点先行されるたびに「ああ、もうダメだ!」と諦めかけましたが(失礼!)、そこは世界に冠たる大和撫子、その粘り腰にはただただ脱帽ですね。やはり、こうした強靭な精神力はストイックな環境からしか生まれないんでしょうか?とにかく「世界一」、心からおめでとうございます!
ただ、それにつけても思うことは、昨今の政治の体たらくです。「世界一」とはまったく好対照で、私も一政治家として大変恥ずかしい思いをしていますし、国民の皆さんには心からお詫びを申し上げたいと思います。
なのに、こういうことだけには目ざとい菅首相は早速、「なでしこジャパン」が帰国した、その日に官邸に招いて、こう言ったそうです。「私もやるべきことがある限りは、諦めないで頑張らなければならない」。
とんでもないですよ。なでしこジャパンと菅内閣は根本的に違う。だから、この水曜日の予算委員会で私は菅さんに直接こう言ってやったんですよ。「なでしこジャパンはチームプレー、菅内閣は個人プレー、なでしこジャパンはパス回しの連携プレー、菅内閣は同じチーム内でボールの奪い合い」。
私がかねがね指摘している民主党政治の構造的欠陥、つまり「組織を動かす能力のなさ」を例えたものですが、いみじくも、菅首相からは「若い選手からベテランまで、チームをうまくまとめ上げた。私も勉強をして、学ばせていただきたい。間に合うか分からないが」との自嘲気味な言葉も出ました。
とにかく、民主党政治とやらは、やれ「やんばダムは中止だ」と叫んでも1年後に撤回。「普天間基地は最低でも県外」と約束しても元の辺野古に戻す。尖閣問題でも「中国人船長を逮捕する!」と最初は威勢が良いが結局は釈放。「天下りは禁止」なのに、あの東電に直々の監督官庁の資源エネルギー庁長官が天下る。約束破り、有言不実行のオンパレードなんですから。
結局、民主党は誰が総理になっても同じ。政策を実現する組織運営力がない。早く選挙をして下野させるしかありませんね。
Copyright(C) Kenji Eda All Rights Reserved.