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江田けんじ 衆議院議員 神奈川8区選出(横浜市青葉区・緑区・都筑区)

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目指せ!平成維新 Vol.19(7/8)

2011年7月 8日 メディア情報 | 新聞・雑誌 tag:

 いやあ、あとからあとからいろんなことが起こりますね。今、国政の最大の課題といえば、被災地の復旧・復興ですよ。それを担う大臣が極めてレベルの低い問題で辞任しました。もちろん本人の問題もあるでしょう。でも、事ここに及んでは任命権者の菅さんの責任が限りなく重いですよ。

 これまで我慢に我慢を重ねてきた被災地からも、この問題では非難の声ゴウゴウ。これまでは、いくら菅総理が無能だといっても、辞めろという声は「こんな非常時に馬を変えるのは良くない」といった声にかき消されていました。

 でも、今回の件で、国民の皆さんもよくわかったのではないでしょうか。こんな政権を続けていること自体が政治空白、いや、復興の足を引っ張り、むしろマイナスなんだと。先週来の各種世論調査でも、菅さん、すぐ辞めるべき、8月中には辞めるべきが、7、8割になりました。今週火曜、第二次補正予算案が閣議決定されましたが、その成立を見届けたら即辞任すべきですね。それ以上、居座ることは犯罪にも等しい。

 菅総理は、この補正予算に加えて、赤字国債発行法案、再生エネルギー法案の成立を退陣の条件に挙げていますが、絶対にできないですね。前者は、4K(バラマキ予算)の民主党マニフェストの抜本的見直しが必要だし、後者は、「脱原発」か否か、将来のエネルギー政策の基本的方向ぐらいは決めて議論すべき問題です。どちらもやりきる力は、もう菅政権にはありません。

 私も、総理という地位にある人に、それこそ24時間、奥様より長い時間を間近で共有したことがありますが、ここまで、側近を含め人心が離れれば、総理の権限がどうした、命令がどうした、といった次元を超えて、何もできなくなるんです。

 それにしても、国会もひどい。せっかく延長した国会も2週間近く空転しました。それもこれも、国会運営では既に「大連立」している民主、自民、公明のせい。この3党が密室で談合したかと思えば、今度は内輪もめして国会が動かない。これではだめだと、みんな、国民新、社民、たち上がれ、新党改革の幹事長が集まって、国会の早期正常化を3党に申入れ、やっと水曜から再開したってわけです。やれやれ。
 
デイリースポーツ 平成23年7月8日(金) 発売号抜粋.pdf

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