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目指せ!平成維新 Vol.4 (3/28)

2011年3月28日 メディア情報 | 新聞・雑誌 tag:

 何だ!みんなの党、最近存在感がないじゃないか!震災対応で何やってんだ!とよく言われます。でも、今の局面は、野党の存在感なんかよりも人命救助が第一ですよ。

 私も阪神淡路大震災や湾岸戦争の時、官邸で危機管理に携わりましたが、こうした緊急時対応は、まずは政府にしっかりやってもらうしかない。だってそうでしょう、そのための権限や組織は政府が持っている。今、決死の活動をしている自衛隊や消防、警察等の組織を動かせるのは政府だけなのです。

 だからこそ、我々野党も今は政治休戦をし、政府に全面的に協力している。何も指をくわえて見ているわけではありません。私は今、政府各党震災対策合同会議のメンバーですが、被災地から刻々と入ってくる情報や要望は逐次政府に伝え、問題を解決している。

 たとえば、救援物資や避難民輸送のためのガソリン不足解消、それらを積む民間車両の東北道通行許可、被災民を受け入れる自治体の費用は全額国で負担等です。また、現地に迷惑をかけない形で、所属議員が救援物資を届けている。

 そう、迷惑をかけないと言えば、今、被災地では大変な混乱の中で不眠不休の人命救助、被災民支援が行われているんです。猫の手も借りたいほど忙しい。そこに政治家たちが続々と入ったらどうなります?単にここぞとばかり「目立ちたい」、あとで「私はすぐ現地に駆けつけました」と言いたいだけのパフォーマンス。これほど迷惑なことはありません。

 だからこそ私は、震災発生当日、最初の党首会談で「この72時間は人命救助に死活的に重要だ。各党が別々に視察団を出すのはやめよう」と提案、了承されたのです。あとで他党からも「江田さんがあそこで言わなかったら今頃大変なことになっていた」と言われました。

 今、一刻も早く被災地へボランティアに行きたいという人も多いでしょう。その志は尊い。しかし、その前にちょっと考えてほしいのです。自分の善意がかえって迷惑にならないか、押し付けにならないか。被災地のニーズを十分把握した上で行動してほしいのです。わからない人は義援金が一番です。私も地元で募金活動をしていますが、それが結局、被災地に一番有効な支援の仕方なのです。

デイリースポーツ 平成23年3月25日(金) 発売号抜粋.pdf

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