民進党は24日夕、「ムダ遣い解消プロジェクトチーム――ダレノ(誰の?)ミクスプロジェクト」(江田憲司座長=代表代行)の第5回会合を国会内で開き、財務省から外国為替資金特別会計の概要と現状について、金融庁から預金保険機構の利益剰余金国庫返納について説明を聞いた。
江田座長は冒頭のあいさつで「増税先送りで人への投資、生活を守る政策が先送りされているなかで、われわれ民進党としては特別会計や外郭団体を精査し、そのための予算、財源を捻出していけるようしっかり取り組んでいきたい。木内議員を中心に先般会計検査院も指摘した預金保険機構の剰余金や外国為替資金特別会計の問題について取り組みたい」と述べた。
会議では、財務省、金融庁からの説明に続き、木内孝胤衆院議員が外為特会について「G7諸外国は外貨準備高が15~20兆円程度であるのに比べ、日本の外為特会の外貨資金等は140.6兆円と明らかに過大」「リーマンショック後の2010年に麻生政権でIMFに10兆円拠出したことは、法改正なしで国会審査を経ておらずチェック機能が働いていないことは問題」などと説明。こうした問題認識を踏まえ、外為特会や預金保険機構の利益剰余金国庫返納について意見を交わした。
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