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2014年10月2日(木)、代表記者会見を開きました。
【代表記者会見(2014年10月2日)】
(江田)
・民主党との政策協議のキックオフについて
・大阪都構想について
・記者団との質疑応答
⇒民主党との政策協議について
⇒みんなの党の路線について
など
<全文書き起こし>
それでは皆さんお疲れ様です。引き続き私から会談の結果についてご報告申し上げます。今日決まったことは2点。
1点目は政党間協力の基本中の基本であります政策協議をキックオフすると、正式に民主党と維新の党の間で政調会長を窓口に基本政策協議を早急に行う、席について行うということでございます。2点目は国会運営について、しっかり自民党に対し足並みを揃えていこう、そのためのメカニズムとして2幹2国、幹事長国対委員長会談を定期的に開いていこう。今日決まったのは2点でございます。
最後に、あの場では申し上げませんでしたが、私からは、是非民主党さんにはお考えいただきたい、大阪都構想については、旧日本維新会の原点でありますと。にもかかわらず、大阪地元では、地元の民主党さんと鮮鋭に対立していると。こういった喉に刺さった小骨と言いますか大骨と言いますか、こういったものを抜いていただけないでしょうかと。これから野党第1党の民主党さんと連携・共闘関係を深めるにあたって、是非、ご配慮いただきたいという話を私から申し上げました。これに関して、特に枝野幹事長からは、江田代表が仰ったことについてはしっかりと承りましたというお話があって終わりました。
以上が私からでございますが、何かご質問があればお受けいたします。
<記者団との質疑応答>
Q:基本政策協議について、これはどちらからの提案で、どういうやりとりの結果、やることになったのでしょうか。
A:民主党さんから提案がありましたので、これまでマルチの場で、政策協議をやってきましたけど、やはり維新の党さんとバイでやりたいというご提案がありましたので、それは我々も渡りに船だったので、私からそういう政調会長ベースの政策協議を公式にスタートさせていただければありがたいということで双方が合意したということであります。
Q:民主党の提案の中で将来の選挙協力もみたいなものも含まめれていたのでしょうか
A:全くございません。今日は選挙協力とか選挙区調整なんて話は一切出ませんでした。双方から。
Q:政策協議と2幹2国なんですけれでも具体的な日程は決まっているんでしょうか?
A:それはもう、政調会長間、あと幹事長間で決めればいい話ですね。今日は党首会談ですから、そういう枠組みを決めたと。早急にやるという事は合意してますから。
Q:それから、政策協議の政調会長同士の相手は柿沢さんと、、、
A:これは明確に席上、松野会長から福山政調会長と政党の政調会長の柿沢、そして議員団の政調会長の片山、この三者でやってほしいと、という話を席上ちゃんと明確に致しました。
Q:今日は柿沢さんいらっしゃらなかった、、、
A:今日は当初は国会運営という話だけの理解で、そういう話にしたみたいですね。国対委員長ベースでね。
Q:今日、民主党さんと党首会談をするということは橋下さん自身には伝えているんですか?
A:もちろんです。
Q:橋下さんからはどういう話...民主党に対して...
A:橋下共同代表からは最後ご説明した大阪都構想問題についてね、是非、地元の大阪の民主党を主導してほしいという話を是非してくれということだったので、私から今日は直接申し上げました。
Q:民主党との連携をぜひ進めてくださいというのは?
A:いやいや、そこはもう江田に任せると。国会運営や国会のことは江田さんに任せると言った上でですね、是非、この大阪の今の現状を理解してほしいと。やはり大阪都構想というのは日本維新の会の原点中の原点ですからね、しかも私から申し上げたのは、民主党さんが政権に居られた時にですね、まさにその大阪都構想を実現する法律をですね、実現をしていただいたと、であるならばですね、是非この大阪都構想にもご理解いただいてご指導いただきたい、という話をしたわけですね。
Q:今日お電話でやり取りされたんですか?
A:もちろんですよ。
Q:海江田代表の方から、派遣法への対応について協力をお願いするということがあったと思いけれども、これはどのようにお考えになっていますか?
A:これは、個別法なんでこの大きな枠組みの中でしっかり協議していければいい話で、今日それをこうする、ああする、という話はしたわけではありません。
Q:民主党との連携なんですけれども、江田代表としてはどこまで見据えてらっしゃるのかということと、国会等々、あるいは選挙協力、分配、どこまでですか?
A:まず、この横暴な国会運営、さっそく所信表明の後、一日も置かずして代表質問しろと。私も大変だったんですけれども、こういった国会軽視をですね、一強他弱の自民党の横暴、これに対してはしっかり足並みを揃えて、野党第一党と第二党がやっていこうということを決めたということですね。
それから、やはりこれは選挙協力だ、選挙区調整というのは、一切今日出ませんでしたけれども、いずれにせよ、二つの別々の政党がですね、連携をどういう形であれ、やっていくためにはですね、国民から見るとですね、やはり基本的な政策についての一致が無ければですね、これはほんとに野合と批判をされますんで、そこはもうとにかく、テーブルに両党着いて、基本、細かいことは言いませんけれども、基本的な政策、先ほど質問に出た消費増税の問題もそうでしょう。そういった問題について、しっかり協議を進めていくということだと思います。そんなすぐ、協議をしてですね結論が出るとは思っていません。お互いこだわりのある政策がありますし、別々生まれも育ちも違うわけですから。ただテーブルに着いてしっかり協議をするということが大事でないでしょうか。
Q:危険ドラッグ禁止法については、まだ両党で議員立法するような
A:まだ細かな話は一切しておりません。民主党さんの方から、危険ドラッグの問題と人材派遣法の個別名が出ましたが、それについて我が党がコメントはしませんでした。大きな政策協議の枠組みの中で、国会運営の枠組みの中でこれから協議していこうと、そこの問題については、ということで終わりました。
Q:民主党と同じく呼びかけているみんなの党なんですけれども、先週、両議員総会を開いて、代表に説明する間でもなく、浅尾代表のご検討、渡辺前代表のご検討、両方組み合わせたような決定をしましたけども、常々路線をはっきりして欲しいと代表は仰っておりましたけど、今回の決定をどのように受け止められているのか、と野党再編への影響をどのようにお考えでしょうか。
A:まあ、残念ですよね。野党とも与党とも言わない、ゆ党であれですね、今後の選挙区調整だ、選挙協力だ、政策協議だというのはなかなか難しいですね。それはそうでしょう、野党になるのか与党になるのか分からない相手に民主党さんと同じような協議はできません。しかし、昨日も代表質問でみんなの党浅尾代表に対して、拍手で送り迎えたように、国会運営のレベルではしっかり共闘していきたい。ですから、政治的な連携については是非、路線をはっきりしていただきたい。従来、私が申し上げている通りにですね。
Q:大阪で対立しているということだったが、選挙協力を考えたときに、大阪でこの問題が解決しないと選挙協力は進まないというお考えなのか、それとも、別の都道府県の選挙区調整を先に進めていくのか。
A:今日は選挙区調整の話しはしていないんですよ。まずは基本政策協議をやらないとね。それからやはり、両党が本当の意味で連携をするにあたってはね、実際問題、大阪都構想をめぐる状況がひとつの障害になっているのは事実なので、そこはぜひ取り除いていただけませんかということですよ。ですから、この問題もそういった枠組みの中で協議をしていくということになるんではないでしょうかね。
Q:政策協議は、共通政策を何かまとめるのか?
A:今日は枠組みを決めただけで、まずテーブルに着いて、どういうスケジュール感でどういう項目についてやっていくかは政調会長の方で整理するんじゃないでしょうかね。まだ白紙です。
Q:消費税10%の引き上げについて民主党はまだ対応がはっきりしないんですけど、政策協議を通じて、現段階で反対を決めている維新と同じような歩調でいければいいなという期待感はありますか。
そうですね、期待感はありますよ。こういった国民の重大関心事項について民主党さんと歩調があわせられればいいなという思いはありますが、しかしやってみないと分かりませんね。
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