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江田けんじ 衆議院議員 神奈川8区選出(横浜市青葉区・緑区・都筑区)

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第43弾 海上自衛隊の補給艦の提供した油の目的外使用に関する質問主意書、及び、その答弁書

2007年10月15日 国会活動 | 活動報告 tag: ,

海上自衛隊の補給艦の提供した油の目的外使用に関する質問主意書

 米海軍のウェブサイトによると、2006年9月4日、補給艦「ましゅう」から強襲揚陸艦「イオー・ジマ」(LHD-7)へ補給が行われているが、当時の「イオー・ジマ」の任務は、6ヶ月間のMSO(Maritime Security Operation「海上治安活動」6月6日命令)であった。ノーフォークの海軍基地を出港した「イオー・ジマ」は、マルセイユ、ローマ郊外の港を経由し、途中、イスラエルのレバノン侵攻に際して、米国民の避難任務にも当たりながら、8月20日、スエズ運河を通過し、そして、9月15日前後にはペルシャ湾において「イラクの自由作戦」に従事した。その後、その強襲揚陸艦「イオー・ジマ」は「不朽の自由作戦」に従事し、9月21日から10月2日までの間に艦載戦闘爆撃機ハリアーⅡによるアフガニスタンのタリバーン根拠地に対する爆撃を136回、うち精密誘導弾による攻撃を17回行っている。
 このような「イオー・ジマ」の活動記録からすると、2006年9月4日に「ましゅう」から補給された油が、OEF―MIO(「不朽の自由作戦」の海上阻止行動)に使われたとは考えにくい。よって、その目的外使用の可能性について、米国に照会し、回答されたい。

    右質問する。


海上自衛隊の補給艦の提供した油の目的外使用に関する質問主意書に対する 答弁書

内閣衆質168第116号
平成19年10月23日
内閣総理大臣 福田康夫
衆議院議長 河野洋平殿
衆議院議員江田憲司君提出
海上自衛隊の補給艦の提供した油の目的外使用に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。

衆議院議員江田憲司君提出
海上自衛隊の補給艦の提供した油の目的外使用に関する質問に対する
答弁書

 平成13年9月11日のアメリカ合衆国において発生したテロリストによる攻撃等に対応して行われる国際連合憲章の目的達成のための諸外国の活動に対して我が国が実施する措置及び関連する国際連合決議等に基づく人道的措置に関する特別措置法(平成13年法律第113号。以下「テロ対策特措法」という。)に基づきインド洋に派遣されていた補給艦「ましゅう」は、平成18年9月4日、米国揚陸艦「イオージマ」に対し、燃料の補給を実施した。テロ対策特措法に基づく協力支援活動として行う補給は、テロ対策特措法に基づくものであることを当該補給の対象国との間の交換公文に明記するとともに、当該対象国との協議の場においてテロ対策特措法の趣旨について説明した上で、当該対象国の艦船への補給の都度、当該艦船がテロ対策特措法に規定する諸外国の軍隊等の活動に従事していることを確認した後に行っている。平成18年9月4日に実施された補給艦「ましゅう」から米国揚陸艦「イオージマ」への燃料の補給に係る連絡調整を行った際にも、このような確認を行っており、我が国が補給した艦船用燃料等については、テロ対策特措法の趣旨に沿って適切にしようされているものと認識している。

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