民進党は30日夕、「ムダ遣い解消プロジェクトチーム――ダレノ(誰の?)ミクスプロジェクト」(江田憲司座長=代表代行)の第6回会合を国会内で開き、内閣官房や内閣府をはじめとする14の関係省庁などからTPP関連予算の概要について説明を聞いた。
江田座長は冒頭のあいさつで「TPP関連予算と称して、多額の税金が予算計上されている。借金が多く、お金がないと言っている政府の中で不要不急の予算はまかりならぬという立場から、しっかり精査していきたい」と述べた。
各省庁から、総合的なTPP関連政策大綱を実現するための予算額の内訳について、2015年度補正予算、16年度当初予算、16年度補正予算、17年度予算概算要求について説明があった。
出席した議員から、TPPが発効しなかった場合の削減項目について説明を求めたが、いずれの省庁も「TPPに関する予算として要求しているものについては、TPPの発効は前提としておらず、見据えたものとなっている」といった不透明な回答に終始した。
この問題については、引き続き説明を求めていくことになった。
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