なぜ、日本はワクチン接種が遅れているのか。世界的な争奪戦に出遅れて「ワクチン敗戦」した結果です。接種率は、OECD37カ国中最下位、世界142カ国・地域のランキングでは102位です。
ワクチン接種は長期戦になります。その意味で「ワクチン安全保障」が重要です。調達の多角化、国産化を急がなければなりません。
政府は、ファイザー社と米国産ワクチンの輸出(ベルギー産ではEUの輸出承認が必要)や日本国内でのライセンシング生産について交渉すべきでしょう。オリパラ主催国なのですから、米国政府にも、モデルナワクチンも含めて、協力をお願いしても良い話。訪米前に菅首相にも提言しましたが、結果は芳しいものではなかったようです。
英国は先手先手でワクチンを確保してきました。最近では、治験中のノババックス社製を事前購入契約で6,000万回分を確保。英国内での生産支援もします。このワクチンは、フジフイルムの子会社が米国で受託製造、国内では武田薬品が治験中です。89.7%の有効性が確認され、南アフリカ変異株にも48.65%の有効性。2℃~8℃で安定的に保管できるので扱いも簡単。日本も早急に調達すべきでしょう。
ワクチンの国産化も急務です。この点、20年度補正予算に3200億円(研究開発や生産体制の整備)積みましたが、その執行はどうなっているのか?しっかりお尻を叩いていく必要があります。
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